自炊した本 (漫画) を読むのに最適なアプリを探そう!という連載をやってみようと思います。ちなみに実際に読む本(漫画)はmicro SD(HC)カードに保存した「明日のよいち!」 という漫画です。
記念すべき第1回目、今回紹介するアプリは 「自炊本リーダー(仮)」 というアプリ。
Google Playの評価は、★1もあるものの、全体的に高評価+その名のとおり自炊本を読むのに適しているだろうと勝手に期待。以下スクリーンショットを使って紹介していきます。
平均★4を取っているのでかなり期待しちゃいます。
アプリを開いた初期画面。
ここでさっそく躓きました…。ん?なにこれ、どうすればええのん?
よく分からなかったのでとりあえず右上にあるボタン(らしきもの)をタップ → 「本棚管理」をタップしてみました。
初期状態では 「Books」 というフォルダがあるのみでしたが、このBooksをタップして「開く」をタップしても何も表示されず…どうやったらmicro SDカードに保存している自炊本のPDFファイルが開けるのか不明。
適当に 「フォルダを追加」 をタップしてみると…
どうやら内部ストレージ?しか選択肢として出てこないみたいで、micro SDカードは装填しているにも関わらず表示されず…
いろいろ試行錯誤していて、実は簡単に表示させれる方法があるのを見つけました。
実はMeMo Pad HD 7の場合 (というかおそらく他のAndroidタブレットも共通と思われる) miro SDカードを本体に差し込むと、上のステータスバーに常に表示された状態となるもよう。
こんな感じ
ここの「開く」をタップしますと、下の画像のようにプリインストールアプリの 「ファイルマネージャー」 が起動します。
※ステータスバーから開かずとも、ファイルマネージャーアプリをタップしても同じように開けます。
今回自炊本の保存先はmicro SDカードの「jisui」 というフォルダの中。
なぜ10巻なの?って疑問は過去記事をみてください。
ここで、読みたい本 (今回は明日のよいち!10巻)をタップすると、下の画像のようにアプリケーションを選択してねってMeMoちゃんがいってくるので、今回紹介する自炊本リーダー(仮)、ダウンロードしたアプリは何故かBook Reader(仮)と表示されますが、こいつをタップして 「常時」 ないし 「1回」 をタップします。
この手順で簡単に自炊本リーダー(仮)で読みたい自炊本を選択して読むことができます。実際に自炊本(仮)で自炊本を開いたとこ。
※注意点としては、自炊本(仮)は初期状態では左開き(右から左に向かって開く)になっている点。
市販の漫画本、コミックは通常右開きになっているので要するに逆になってます。これについては右上をタップして「設定」からページ方向を 「R to L」 にすればOK。紙のコミックと同じ感覚で読めます。
自炊本リーダー(仮)を使って自炊本を読んでみた感想ですが、動作はキビキビとして読みやすいのですが、問題点もいくつかありました。
まず個人的にですが、ページめくりアニメーションが無い点。
これについては、逆にこのページめくりアニメーションが無い方が動作が軽くなり快適だ、という意見もありますが、僕は紙の書籍を読んでいる感覚に浸れるのでページめくりアニメーションがある方が好みです。
いや、まぁ上記については人によっては全然問題点ではないんだけど、自炊本リーダー(仮)には致命的な欠点・問題点がありました。
というわけで、スクリーンショットを撮影しているので実際の動作をご覧下さい。
2ページ目
3ページ目
4ページ目
5ページ目!?
6ページ目
7ページ目
そうです!なんと5ページ目が消えて写らないではないですか!
ちなみに本来5ページ目として表示されるはずだったページは上の画像です
とりあえず自炊本リーダー(仮)で30ページほど読んでみましたが、その間に上記のようにページが消えて表示されないという問題が起きたのはなんと8ページ!
約3分の1が読めないという計算になります。また最後の方では連続して4ページ消えてたり…。
上記について端末側、つまりMeMo Pad HD 7の問題なのかどうかを検証する意味で、ソニーのReaderアプリや、AmazonのKindleアプリ、Perfect Viewerやその他プリインアプリを使ってみた結果、上記の問題、途中ページが表示されないといった問題は一切起きませんでした。
よって自炊本リーダー(仮)特有のアプリ側の問題である可能性が非常に高いです。
まぁ本来Nexus 7など、内部ストレージに保存された自炊本を読むことを目的とされているような紹介がされていましたので、micro SDなどの外部ストレージを使った読書を想定されていない可能性もあります。
ただ、自炊ユーザーにはあえてmicro SDなどの外部ストレージに対応したタブレットを選ぶ方も非常に多いため、なんとか解決してもらいたい問題ですね…。
もちろん良い点だってあります。ちらっと紹介しましたが、ページめくりアニメーションがないためか、動作はキビキビしていて、次ページの読み込みも早いです。
ただ残念ながら途中複数のページが表示されなくて話の内容が理解できなくなるというのは、リーダーアプリとしては致命的な問題だと思います。
よって残念ながら自炊本リーダー(仮)は、自炊した本を読むのに最適なアプリとはいえないと思います。
次回は自炊本を読む上で定番アプリとされている、Perfect Viewerを紹介する予定です。
今回紹介した自炊本リーダー(仮)のダウンロードはこちら↓