スキャンしたい書籍のバラしが終わったらいよいよスキャンです。
使用するスキャナは富士通のScanSnap 1300i。
では手順を1から順に説明していきたいと思います。なお使用環境はWindowsになります。
※もちろんScanSnap 1300iはMacも対応しています。
手順1.付属品の 「Setup DVD-ROM」 をPCのドライブにセット、ソフトウェアのインストールを行います。
インストールするソフトウェアは、
・ScanSnap Manager (スキャナ ドライバ)
・ScanSnap Organizer (ファイル管理アプリケーション)
・名刺ファイリング OCR (名刺管理アプリケーション)
・ABBYY FineReader for ScanSnap (文字認識処理アプリケーション)
※上記ソフトウェアインストール後に、ユーザー登録を行うか否かを選択できるので一応ユーザー登録を行うことをオススメします。
※インストールしたソフトウェアにアップデートがないか、チェックしておきましょう。「スタート」→「すべてのプログラム」→「各ソフトウェアの名称」→「オンラインアップデート」の順にクリック。
手順2.ScanSnap 1300i をPCに接続し、ScanSnap Managerの設定をします。
「アプリ選択」→「ScanSnap Organizer」
「読み取りモード」では「画質の選択」でスーパーファイン、「カラーモードの選択」でカラー自動判別、「読み取り面の選択」で両面読み取り、あとは「継続読み取りを有効」にチェック。
「オプション」は、「文字をくっきり」、「白紙ページを自動的に削除」、「文字列の傾きを自動的に補正」、「原稿の向きを自動的に補正」にチェック。
ファイル形式はPDF
手順3.読み取り (スキャン) する書籍を10枚綴りに分けます。一応ScanSnap 1300i では20枚ずつでもスキャン可能なようですが、枚数が増えると紙詰まりを起こす可能性が高くなるので10枚ずつくらいが良さそうです。
先日バラしたコミック「明日のよいち!」。最後の束は枚数の関係上15枚になってます。
手順4.一束ずつスキャンしていきます。
ここで注意すべきなのはスキャナにセットする向き。
画像のように1ページ目を1番上に持ってくると…
※画像で原稿の向きが誤って補正されていますが、これについては別途解決方法を記事にしましたので
こちらをご覧下さい。
画像のように、PDFの1ページ目に書籍の最後尾のページが、20ページ目に書籍の1ページ目がきてしまいます。
よくよく考えれば当たり前のことですが、スキャンしていくのは下からなので、1番下に1ページ目がくるように、1番上に最後尾のページがくるようにスキャナにはセットします。
画像のようにセットすれば
スキャンが終わってPDFファイルになったとき、PDFの1ページ目が書籍の1ページ目となります。
手順5.どんどんスキャンしていきましょう。
スキャン後、表示されている枚数が、自分がセットした枚数(今回の場合10枚)とあっているか確認すること。
もしこの表示がセットした枚数に満たなければ、誤ってページが重なったままスキャンされている=スキャン漏れがあるということなので要注意です。
手順6.読み取り終了をクリックすると、スキャンされて作成されたPDFファイルが画像のようにScanSnap Organizerにて表示されます。
手順7.検索可能なPDFに変換します
上記作成されたPDFは空き時間などに自動的に検索可能なPDFに変換されますが、手動でいっきに変換することも可能です。
方法は、変換したいPDFを選択 (「操作」から全て選択をすることもできます) し、「検索可能なPDFに変換」→「選択中のPDFを変換」をクリックすればOKです。
いじょ。これでスキャン作業は一通り終了です。ただし、このままだと1冊の本が複数のPDFファイルに分かれている状態なのでPDFの結合という作業が必要です。
PDFの結合については
Concat PDFというフリーソフトが簡単みたい。使い方についても説明されているのでリンクを貼っておきます。
追記:上記作業中にPDFの結合作業が必要のない方法をみつけました。今記事はちょっと長くなったので別記事にて紹介しておきます。こちらをご覧下さい。